不動産購入のノウハウ

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中古マンションのおしゃれリノベーション5選
安くできるおすすめリノベも紹介

リノベーション(renovation)とは「刷新」という意味で、住宅に手を加えて価値を高めることを指します。リノベーションを行うことで、新築以上に魅力的な空間を作ることができます。

中古マンションのリノベーションでは、新築に比べてコストが抑えられるうえに、自分なりの「おしゃれ」を実現できます。では、リノベーションでどの程度自分好みにできるのでしょうか。おしゃれなリノベーションを5つ紹介します。

不動産購入 リフォーム・リノベーション

2023年7月7日

目次

中古マンションのおしゃれリノベーション5選

リノベーションを成功させるためには、自身のライフスタイルや好みにあった住居像を明確にイメージすることが大切です。

まずは参考までに、中古マンションのおしゃれリノベーション例を5つ紹介します。

※掲載写真はすべてイメージです。

壁を取り払い、風が通り抜ける開放感あるスペースに

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壁を撤去して広々とした空間を確保し、クロス、天井、キッチン、インテリアは白を基調とし統一感を持たせています。

ラグや柱によってキッチン、ダイニング、リビングが緩やかにゾーニングされており、使い勝手も抜群です。空気の流れを遮断する壁がないため、部屋全体に風が行きわたる、気持ちのよい空間に仕上がっています。

和と洋がほどよく融合した温かみのある部屋づくり

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ちょっと個性的なおしゃれを求めるのであれば、和モダンはいかがでしょうか。和モダンとは日本の伝統的な内装やデザインを現代風にアレンジしたもので、洋風のマンションにもしっくりなじみます。

リビングの一角を引き戸で仕切った「中和室」を作ることで、スタイリッシュな空間の中にほっと心休まるような温かい場所ができあがります。お客様がいらっしゃったときのおもてなしや、集中して取り組みたい読書や趣味など、さまざまな用途に使える点も嬉しいポイントです。

アクセントクロスで個性的ながら心地よい空間を

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部屋の印象を大きく変えたいのであれば、壁紙を一新するのがおすすめです。壁の一部だけ色や素材の違うアクセントクロスを取り入れることで、おしゃれながらうるさ過ぎない、心地よい空間づくりが可能です。

シンプルなデザインでおうち時間もテレワークも楽しめる

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働き方改革によりテレワークをする人も増え、快適に仕事ができるという点も重要な家づくりの要素になりました。

写真の部屋は、白と黒を基調としたおしゃれでスタイリッシュな空間ながら、デスクやテーブル、床は温かみのあるブラウンにそろえることで、オフィスの緊張感と自宅の寛ぎ感を両立させています。

ダイニングとパソコンデスクは壁で仕切られてはいますが、お互い目に届くところに配置されており、家族の気配を感じることができます。閉塞感や孤独感のない、かつ集中できる空間となっています。

ホテルライクな寝室で上質な眠りを

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トレンドのひとつとなっているホテルライクインテリアとは、ホテルのように上品な、生活感のないインテリアを指します。リノベーションにより部屋のデザインから一新することで、より重厚感のある部屋づくりが可能です。

ホテルライクとはいえ、やはり毎日帰る家ですから、リラックスできる場所であることも重要です。温かみのあるボタニカル柄をアクセントクロスに選べば、洗練されたおしゃれな雰囲気を保ちつつ、ほっとくつろげる空間になります。

また、ホテルライクインテリアに欠かせないアイテムとして間接照明があります。リノベーションで壁や天井に細工をし、間接照明を設置することで、よりムードある部屋づくりができます。間接照明の光は刺激が少ないため、寝室との相性もぴったりです。きっと眠るのが楽しみになることでしょう。

安くできるおすすめリノベーション3選

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フルリノベーションはマンションの部屋全体を同じトーンでそろえることができ、機能的にもイメージ的にも理想的な住まいづくりが実現できます。

とはいえ、フルリノベには少なくとも300~400万円、場合によっては1,000万円以上の費用がかかります。フルリノベが難しい場合は、重点的に手を入れたい箇所を部分的にリノベーションするというのもひとつの選択肢です。

中でも、費用が安価な割に雰囲気をガラッと変えられる箇所は積極的にリノベーションしたいものです。安くできて効果的なおすすめリノベーションを3つ紹介します。

水回りのリフォーム

老朽化が目立ちやすいバスルーム、トイレ、キッチンといった水回りは優先的にリノベーションをしたい箇所です。

壁や便器、バスタブなどの色のバリエーションも豊富で、色を変えるだけでもぐっとおしゃれな雰囲気になります。新しい設備は清潔で使いやすく、快適性が上がる点も大きな魅力です。

それほど高いグレードの設備を入れなければ、バスルーム、トイレ、キッチンをリノベーションしても200万円程度です。費用対効果の高いリノベーションといえるでしょう。

壁紙の張替え

室内で大きな面積を占める壁紙は、部屋のイメージに大きな影響を与えます。また、経年劣化により汚れや傷が目立つため、優先してリノベーションしたい箇所です。

壁紙の色合いや柄、素材によって部屋の印象がガラッと変わるため、どのような部屋づくりをしたいのかを明確にし、それに合ったものを選びましょう。すでに紹介したように、壁の一部をアクセントクロスにするのも個性的なおしゃれが演出できます。

また、デザインだけではなく機能面にも目を向けましょう。壁紙の中には汚れ防止、カビやウイルスの繁殖防止、消臭、湿度調整など、さまざまな機能を持つものもあります。機能性の高い壁紙を選べば、壁のお手入れが簡単になり、生活がより快適になります。

部屋全体の壁紙を張り替えた場合にかかる費用は、量産品の壁紙では35〜50万円、少しグレードの高い壁紙では50~65万円程度です。

間接照明

間接照明とは、光を天井や壁に反射させて周囲を照らす照明のことです。光源が直接目に触れないため、まぶしさを抑えつつ部屋を明るい印象にできます。

光が均一に広がり、ふんわりとした柔らかいニュアンスにできるため、くつろぎの場であるリビングや寝室に向いています。直接照明を間接照明に変えるだけで、部屋の雰囲気は大きく変わります。ムードや安らぎを求める人にはぴったりのリノベーションになるでしょう。

間接照明を入れるためには、電気工事に加え、壁や天井の加工が必要になる場合があります。費用としては一室15~30万円程度とみておくとよいでしょう。

おしゃれにリノベーションする際の注意点

リノベーションは部屋に+αの価値を生み出す施工です。汚損箇所を修繕するリフォームとは異なり、明確なゴールは決まっていません。そのため、理想を追い求めすぎると予算がかさんだり、おしゃれ以外の面がおろそかになってしまったりするおそれがあります。

おしゃれにリノベーションをする際には、どのような点に気をつければよいでしょうか。主な注意点を解説します。

機能面をおろそかにしない

おしゃれな空間にしたいからといって、デザイン面ばかりを重視して機能面をおろそかにしてしまうのは望ましくありません。

たとえ見た目はきれいでも、寒かったり暑かったり、また防災の面で心もとない家では快適に過ごすことはできません。せっかくリノベーションをするのですから、構造や建材にも妥協せず、機能的にも充実した家づくりを行いましょう。

ランニングコストにも目を向ける

長年にわたり住み続けることを考慮して、ランニングコストを考慮したリノベーションを行わなければなりません。

こだわりの設備を入れたり、逆に費用削減のために施工箇所を妥協したりすると、かえって費用や維持管理の手間がかかってしまうことがあります。失敗例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 配管や柱が傷んでいたが、予算が足りず施工しなかった。その結果、数年後に壁を壊して修繕しなければならなくなり、余計に費用がかかってしまった
  • 見た目のスマートさが気に入りタンクレストイレを設置した。しかし故障した際、トイレを丸々交換することになり、多額の費用がかかってしまった
  • おしゃれな打ちっぱなしの壁にしたが、冬に非常に冷え込み、暖房費が跳ね上がった

リノベーションを行う際には、完成した家に住み続けるために必要な費用を加味したうえで、慎重に検討する必要があります。また、設備の交換時期やメンテナンスの頻度を把握し、長期的な修繕計画を立てて予算を準備しておくとより安心です。

信頼できるリノベーション会社を見つけよう

限られた予算の中で、満足度を最大化できるようなリノベーションを実現するためには、プロの意見が必要不可欠です。複数のリノベーション会社に相談し、自分に合ったところを見つけましょう。

ここで重要なのが、見積もりの金額だけで決めないことです。安さという観点だけでリノベーションを行うと、実際に住み始めてからの快適性、安全性がおろそかになってしまうおそれがあるためです。

よいリノベーション会社を見極めるポイントとしては、以下のようなものがあります。

  • 中古マンションのリフォーム・リノベーションの経験が豊富
  • どのような生活がしたいかをじっくりヒアリングしてくれる
  • 設備や建材の候補を複数上げ、メリット・デメリットを公平に説明してくれる
  • 予算を確認し、それに合った施工を提案してくれる

リノベーションはゴールではなくスタートです。リノベーション後の生活をイメージしつつ、リノベーション会社や施工内容をじっくり吟味して、後悔のない家づくりをしましょう。

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