不動産売却のノウハウ

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不動産買取の流れを解説!
準備から契約までの期間や注意点は?

不動産買取は、不動産会社が売主から不動産を直接買い取る方法です。それに対して、不動産会社が仲介をして一般の個人が買主となる方法は、不動産仲介といいます。

不動産買取には仲介とは違うメリットがありますが、いざ買取をお願いしようと思った時には、以下のように疑問を持つ方がいるでしょう。

「不動産買取をするには何か事前に準備が必要だろうか」「具体的な流れがわからない」「高く売るにはどうすればよいのかな」

本記事では、不動産買取の流れを準備から引き渡しまですべて解説します。また、不動産買取を成功させるための注意点も紹介します。

2022年8月8日

目次

  • 不動産買取までの準備
    • ステップ①相場を調べる
    • ステップ②関係者の合意を得る
    • ステップ③必要書類を準備する
    • ステップ④物件の査定をしてもらう
  • 不動産買取の流れ
    • 土地の評価方法の種類
    • ステップ①不動産会社を選ぶ
    • ステップ②条件を確認する
    • ステップ③不動産会社と契約を結ぶ
    • ステップ④入金と引き渡し
  • 不動産買取を成功させるための注意点
    • 不動産買取に向いているかを考える
    • 実績が豊富な不動産会社を選ぶ

不動産買取までの準備

不動産買取は、準備に約1ヵ月はみておきましょう。

買取は仲介に比べて、早く現金化できるメリットがありますが、それでも不動産は高額な取引のため、焦って売却を進めてもよいことはありません。余裕を持って準備をすることが大切です。

不動産買取までに、以下の流れで準備をしましょう。

  1. 相場を調べる
  2. 関係者の合意を得る
  3. 必要書類を準備する
  4. 査定をしてもらう

それぞれの工程について具体的に解説します。

ステップ①相場を調べる

物件の相場をあらかじめ調べておきましょう。インターネットなどで、周辺物件や類似物件がいくらで売りに出されているかを確認します。

不動産買取の買取価格は、一般的な不動産仲介の売却価格の約7〜8割が目安です。

相場を知らなければ、不動産会社に買取価格を提示されても、高いのか安いのか判断ができません。知らないうちに損をするおそれがあります。

ステップ②関係者の合意を得る

不動産を手放すとき、関係者と相談をしないと、あとでトラブルに発展するおそれがあります。
親族などの合意をあらかじめ得ておきましょう。

具体的には、関係者に以下の点を伝えておきましょう。

  • 不動産買取を検討している
  • 近隣物件は〇〇円くらいで売りに出ているから、買取だと〇〇円くらいで売れそう
  • 〇〇円以下では売らない

しっかりと自分の考えを伝えて、ほかの人の意見も採り入れることで、トラブルを回避できます。

ステップ③必要書類を準備する

不動産買取を依頼するときの主な必要書類は以下のとおりです。準備に時間がかかる書類もあるため、早めに準備をしておくとよいでしょう。

不動産買取の必要書類
書類 概要
登記識別情報(権利書)
  • ・不動産の権利を表す重要な書類
  • ・紛失している場合は、数万円〜10万円の書類作成費用が余分に発生する
間取りや測量図などの図面一式
  • 不動産に関わる資料はまとめて準備をしておくと役立つ
固定資産税納税通知書
  • 年に一度送られてくる
  • 手元にない場合は市役所や区役所の自治体で固定資産税評価証明書を取得する(費用は数百円程度)
身分証明書
  • 本人確認のために必要
  • 顔写真付きのものが望ましいが、ない場合は運転免許証・マイナンバーカード・パスポート・住民票・印鑑証明書から2つ準備すればよい
実印・印鑑証明
  • 登録がまだの人は、市区町村で登録が必要

上記以外にも、さまざまな書類があります。詳しくは不動産買取を依頼する不動産会社に確認しましょう。

ステップ④物件の査定をしてもらう

不動産買取を取り扱っている不動産会社に、物件の査定を依頼します。

不動産買取は、買主との価格交渉がないため、査定価格がそのまま買取価格につながります。そのため、査定を受けたら金額や諸条件など提案内容をよく理解できるまで、確認しましょう。

不動産買取の流れ

不動産買取の契約から取引完了までかかる期間は、早ければ1週間、長くても1カ月です。通常の不動産仲介に比べると、買主を探す手間がないため期間が短いです。

不動産買取の流れは以下のとおりです。

  1. 不動産会社を選ぶ
  2. 条件を確認する
  3. 不動産会社と契約を結ぶ
  4. 入金と引き渡し

それぞれの工程について具体的に解説します。

ステップ①不動産会社を選ぶ

物件の査定結果から、買取をしてくれる不動産会社を選びましょう。

不動産仲介の場合、査定価格だけで判断するのは危険です。中には、契約を締結したいがために、値下げ前提で高い価格を提示している不動産会社があるからです。そういった不動産会社に依頼すると、査定価格と実際の売却価格に大きな差が生じます。

しかし、不動産買取の場合は、不動産会社が直接買い取るため、査定価格がそのまま買取価格になります。そのため、基本的に一番高い査定価格を提示した不動産会社を選んで問題はありません。

ただし、買取実績が乏しい不動産会社の場合、契約書の不手際などが発生して、後々トラブルに発展するリスクがあるかもしれません。そのため、買取価格が高く、かつ買取実績も豊富な不動産会社に依頼するとより安心でしょう。

路線価方式

路線価とは、評価する土地に面している道路1㎡あたりの評価額です。路線価が設定されている地域は路線価に基づいて評価されます。

土地の形状や角地、間口、奥行きなどさまざまな条件を受け、評価額を算出します。そのため、土地の立地条件によって評価額が変化することが特徴です。

ステップ②条件を確認する

不動産会社が決まったら、買取の条件を確認します。特に以下の4項目はしっかりと把握しておきましょう。

  • 買取価格
  • 引渡しの日
  • 必要書類
  • 売主側がやること

実際に手配をするのは不動産会社ですが、費用負担の有無や費用の内訳を必ず確認しましょう。物件自体の費用は妥当でも、解体費用やリフォーム費用、測量費用などが高い場合は注意が必要です。

書類の不備があると、思わぬところで取引に支障が出ることがあります。事前にしっかりと不動産会社に確認することが重要です。

また、不動産買取は、売主側が以下のようなことを行う必要なケースがあります

  • 解体
  • リフォーム
  • 測量

実際に手配をするのは不動産会社ですが、費用負担の有無や費用の内訳を必ず確認しましょう。物件自体の費用は妥当でも、解体費用やリフォーム費用、測量費用などが高い場合は注意が必要です。

ステップ③不動産会社と契約を結ぶ

条件の確認が済んで納得できれば、不動産会社と契約を結びます。契約後は条件の変更が難しいため、しっかりと契約書の内容を確認しましょう。

ステップ④入金と引き渡し

契約の手続きが完了したら買取代金を受け取り、物件を引き渡します。これで不動産買取は完了です。

また、物件の所有権を不動産会社に移転させる登記も行います。

不動産買取を成功させるための注意点

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  • 不動産買取に向いているかを考える
  • 実績が豊富な不動産会社を選ぶ

不動産買取に向いている人は以下のとおりです。

  • 現金をすぐに手に入れたい
  • 細かい手続きが面倒

不動産買取の一番のメリットはスピードです。買取価格は不動産仲介の約7〜8割になりますが、早ければ1週間で現金を手に入れられます。

また、不動産会社が買主なので、細かい手続きが不要なのも大きなメリットです。

一方、不動産仲介は基本的に買主が一般の個人です。買主を探すところから始まり、売却価格の交渉などが必要なこともあります。契約から取引完了までに3カ月〜半年以上の期間がかかります。

そのため、たとえば転勤などで急ぐ事情がある場合や、仕事が忙しくて時間をかけられない場合は、不動産買取を選ぶとよいでしょう。反対に時間がかかってもできるだけ高く売りたい人は、不動産仲介を選ぶとよいでしょう。

実績が豊富な不動産会社を選ぶ

不動産買取は、実績が豊富な不動産会社に依頼しましょう。

実績が豊富であれば、要望を聞いてくれて、高く買い取ってくれる可能性が高いです。さらに、引き渡し後にトラブルが発生しにくいです。

また、実績だけでなく、担当者の見極めも重要です。

親身になって要望を聞いてくれる担当者に相談しましょう。すべての要望をかなえることは難しいですが、自分の大切な資産を買い取ってもらうため、信頼できる人に任せると安心できます。

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