不動産売却のノウハウ
自宅を売却するとき、ハウスクリーニングをしてから売り出したほうがよいのか悩む方が多いようです。
ハウスクリーニングは、売買契約書に明記されていなければ、義務ではありません。売却価格自体にも影響はないといわれています。しかし、ハウスクリーニングをしておけば購入希望者が内覧に来た際の印象は断然よくなるでしょう。きれいな部屋が契約を後押ししてくれるかもしれません。
本記事では、不動産売却時のハウスクリーニングについて、費用相場やタイミングも併せて詳しく解説します。依頼時の注意点も紹介するので、売却活動を始める前にチェックしておきましょう。
2022年11月14日
不動産を売却するための内覧では、見た目に影響を受けやすいものです。汚れが目立つと契約に進めなかったり、値引き交渉の理由になったりするおそれがあります。
自分で掃除するよりも、プロのハウスクリーニングの方が、物件をすみずみまできれいにしてくれます。義務ではありませんが、したほうが販売活動にプラスになるケースもあります。ハウスクリーニングについて知っておきましょう。
ハウスクリーニングとは、清掃専門の業者が、業務用の機材や専用の洗剤を使い、プロの技で各所をきれいにする清掃サービスです。素人では手の届かない部分も含めて、丸ごときれいにしてくれます。
上記のような場所や見えない場所も徹底的にきれいに掃除してくれます。
フローリングの床の洗浄やワックスがけを行う場合は、傷が目立たなくなるだけでなく、きれいな床が長持ちします。
ハウスクリーニングをすれば、物件の価値が上がる可能性があるのです。
築年数の古い戸建てやマンションの場合、当然ハウスクリーニングの効果はあります。
買主は中古物件を購入するにあたり、ある程度の使用感は覚悟しているでしょう。しかし室内が清掃していれば、きれいに使われていたという安心感を抱いてもらえます。さらに売主の誠実さも感じてもらえるため、取引に関してプラスのアピールになります。
一方、築年数が浅ければ設備が比較的新しく、経年による劣化もほとんどないでしょう。そのような状態でハウスクリーニングが必要なのか、疑問を持つかもしれません。
しかし、築浅だからこそ小さな汚れを取り去ってしまえば、同条件のほかの築浅物件との差別化ができます。
また、ペットを飼っていた場合はハウスクリーニングが必須です。
ホコリやカビ、臭いなどのマイナス面があると、購入希望者から価格交渉をされるおそれがあります。不安がある場合はハウスクリーニングを検討しましょう。
室内や水回りがきれいな場合は、特にハウスクリーニングは必要ありません。
また築年数の古い物件で、ハウスクリーニングだけでは賄えないような劣化があるならしないほうがよいでしょう。
経年により設備や内装に劣化が生じていると、ハウスクリーニングよりもリフォームが必要です。この場合、買主はリフォームを前提に安く購入したいと考えるので、ハウスクリーニングがむだになってしまうおそれがあります。
ハウスクリーニングをしたからといって、売却価格が大きく変わるわけではありません。
しかし、汚い物件よりきれいな物件のほうが、印象がよいのはいうまでもありません。物件の価値が高められて、早く売却できる可能性があります。
ただしハウスクリーニングの費用を売却価格に上乗せできるとは限りません。専門家に相談しながら費用対効果を考えて検討しましょう。
ここでは、ハウスクリーニングを依頼するときに注意するポイントを紹介します。
ハウスクリーニングは物件の査定前のタイミングで実施するのがおすすめです。
査定をする不動産会社に対する印象がよくなるため、優良物件として紹介してもらえる可能性が高くなります。
買主が内覧する際にも好印象を与えられて、契約につながる確率が上がるかもしれません。
水回りなどの部分的なハウスクリーニングでもプラスの評価になります。実施する場合は遅くても内覧までには行っておきましょう。
物件全体をクリーニングする場合と、水回りなど場所別の費用相場は以下のとおりです。
間取り | 費用相場(円) |
---|---|
1R、1K | 1万9,000~2万 |
1DK、2K | 2万2,000~4万 |
1LDK、2DK | 3万1,000~4万6,000 |
2LDK、3DK | 4万7,000~5万7,000 |
3LDK、4DK | 5万~8万 |
4LDK、5DK~ | 6万4,000円~ |
場所 | 費用相場(円) |
---|---|
キッチン | 1万2,000~2万 |
浴室 | 1万2,000~1万8,000 |
エアコン | 8,000~1万7,000 |
換気扇 | 7,000~1万5,000 |
洗面所 | 7,000~1万 |
トイレ | 6,000~9,000 |
浴室 | 1万2,000~1万7,000 |
実際の金額は、物件の間取りや場所、地域の相場によって上下します。また汚れがひどい場合は、相場より高くなります。必ず事前に見積もりを取るようにしましょう。
ハウスクリーニングは売主の義務ではありません。ただ、実際に売れ残っていた物件が、ハウスクリーニングを施すことで売却が決まったというケースもあります。
物件全体が難しい場合は、キッチンや浴室などの水回りだけでも実施するのを検討しましょう。
ハウスクリーニングをすると決めたなら、どの業者に頼むかを決めなければいけません。
業者を選ぶときは、次のポイントをチェックしましょう。
さらに、疑問があったときに快く対応してくれて、明確に答えてくれるかどうかも判断材料にしましょう。
「不動産を売却したいが、ハウスクリーニングをするには費用も手間もかかるし、できれば面倒なことは避けたい。何より早く売りたい。」
売却を急ぐ方や手間をかけたくない方は、不動産買取がおすすめです。
通常、自宅を売却するときは、不動産会社に相談して買主を探してもらいます。これを、不動産仲介といいます。
一方不動産買取は、不動産会社が自ら買主になります。不動産会社は買い取った物件にリフォームやリノベーションを施して再度売りに出します。
そのため、売主がリフォームやハウスクリーニングをする必要がありません。
ただし、仲介による売却価格よりも買取価格が低くなるため注意しましょう。リフォームやリノベーションにかかる費用などを加味して、相場より低く見積もらないと不動産会社の利益が出ないためです。
物件の状況や場所によっては、買い取ってもらえないおそれもあります。老朽化が激しく、リフォームが難しい物件や、需要が低いエリアでは収益が見込めません。すると、不動産会社としては買取が難しいでしょう。
また、築浅の物件なら仲介で売却したほうが有利な場合があります。不動産買取と不動産仲介をよく比較検討しましょう。
不動産買取の場合、買主を見つける必要がありません。そのため広告などが必要なく、周囲に知られることもありません。内覧の必要もないため、不動産会社の査定が済めば、早期で売却が可能です。
またハウスクリーニングの費用が不要なうえ、仲介手数料がかかりません。
時間と手間を考えたら不動産買取は有効な手段のひとつです。
不動産会社によっては不動産買取を行っていないところもあります。
インターネットなどで情報を収集しておき、査定価格の根拠をきちんと説明してくれるなど誠意をもって交渉してくれる会社を選びましょう。
まずは不動産買取の実績が豊富な不動産会社に相談することから始めましょう。
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※(一社)不動産流通経営協会の標準売買契約書式の場合です。
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※当社の「買取保証制度」をご利用いただくことが条件となります。
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※保証期間中に発生した故障・不具合、かつ、保証期間中に修理のご依頼をいただいたものに限ります。
※保証範囲外の故障・不具合については有料にて修理を承ります。